ご挨拶

今、人口減少、高齢化、産業構造の硬直化による日本市場の縮小は深刻な問題です。そんな中、大企業から小企業まで、従来国内市場に専念していた企業も海外市場への進出に目を向けることが増えており、商工会議所その他の公的機関、半公的機関でも会議進出のサポートを増やしております。

さて、一口に海外進出と言いましても、何をどうすればいいでしょうか?かつては総合商社を通じた販売が主力でしたが、もう10年、20年来、製造メーカーでも、世界各国に輸出をする大企業、特殊技術を持った企業は自社で直接現地拠点を設けている所も増えております。

とはいえ、それだけの投資をするには、既に海外で流通している商品を持つか、あるいは確たる販売見込みが立ちづらい立ち上げ段階でもリスク込みで拠点を運営するだけの資金力が必要になります。

そうしたものを持たない企業は商社に販売をお願いすることになりますが、製造メーカーとは視点が違い、何にどこまで力を入れるか、ということも立場が違うでしょう。特に対象市場にとって新規商品、新規サービスとなる場合は、製造メーカー自身が粘り強く開拓しないと何も始まらないのは、国内向けの販路開拓と同じことです。それ以前に、そもそも商社の方に興味を持っていただけないことも多いかと思います。

では、そうしたごく普通の企業にとって、海外への販売は難しいものなのでしょうか??

私たちは吹けば飛ぶような小規模企業です。しかし、現在、果汁原料の三国間貿易、サプリメント用機能性素材の輸出、さらには米国に子会社を設立し、自社ブランドによるサプリメントを米国内で製造し、米国市場向けにオンライン販売を行っております。また、このサプリメントブランドは、同じ英語圏のイギリス、オーストラリアに既にオンラインショップを開設し、アメリカ同様の立ち上げに現在挑戦している所です。

なぜそのようなことができるのでしょうか?

全ては、インターネット技術の発達の結果、時間と空間の壁を越えることにより可能になっているのです。ストレスなく海外取引先と打ち合わせをしたり、資料を読み込めるだけの英語力があれば、打ち合わせから、リサーチから、そしてネット店舗開設、銀行口座オープン、商標登録、進出先国の売上税登録など、全て日本のデスクにいながらにしてできてしまいます。これとは別に、B to Bの輸出においては海外取引先との出会い、信頼関係醸成が必要ですが、これに関しては私自身の過去の経歴からきているものを多としております。とはいえ、(現在は難しいですが)海外の展示会に参加することで、いくらでも取引先を開拓することは可能です。そのための飛行機代、ホテル代も、これまたインターネットの発達によりかつてなく格安の時代になっています。

海外向け新規開拓も、結局は国内向けの新規開拓と同じことです。いいものを紹介したからといっても、魔法のようにすぐに販売できるものではありません。しかし、確かに道は開かれています。もし世界との取引に魅力を感じ、そしてその実現性を信じることができるのであれば、ぜひ一度弊社にコンタクトしてみてください。

代表取締役 鬼頭 俊介